Author: Yukikaze

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-heading-title{padding:0;margin:0;line-height:1}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title[class*=elementor-size-]>a{color:inherit;font-size:inherit;line-height:inherit}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-small{font-size:15px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-medium{font-size:19px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-large{font-size:29px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xl{font-size:39px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xxl{font-size:59px}THE DEVIL IN ME BLUES By Ari Lee 1青白い亡霊が闇を切り開いた。亡霊たちは深い森からうじゃうじゃと湧きだし、町を見下ろす丘の開墾地に群がった。茂みに潜むコオロギの声を聞き、時折、隣の者に話しかけながら、彼らは仕事をこなしていた。辺りの空気は風もなくしんとして、夜は上弦からふっくらと膨らみ始めた月に照らされていた。ほどなく、白い亡霊たちの下に、チラチラと緑に光る者たちが集まった。開墾地の中央で、白い影が違う長さの2本の木製ポールを十字架の形に縛っていた。彼らは十字架の周りにしゃがみこみ、灯油の強い臭気に少しむせながらも、そのひどい臭いを放つ油に浸された何枚もの麻袋で十字架を覆っていた。背の高い赤色の影が森から現れ、亡霊たちの働きぶりを称えながら開墾地の中央まで歩み出た。続いて4人の白き者が寄り集まり、寝かせてあった十字架を起こし始めた。赤い亡霊は十字架のそそり立つ姿を見て小さな畏敬のため息を漏らした。大きな変化の燃え盛る象徴であり、彼らが神の意志を全うする契りでもある十字架。神は天使を通じて彼らに語り、大いなる力を与え給うた。ついに彼らの時代がやってきたのだ。亡霊たちは木造の十字架の周りに大きな円を作り、それぞれの手に小さな木片を持って振りかざした。そして木片の切っ先につけた麻布に火をつけると、その火を1人ひとり隣の者の木片に送り、大きく燃え盛るリングを作った。炎は彼らの高く尖ったフードと、その真ん中に開いた、目玉を縁取る深い陰を照らしだした。亡霊たちは何度か円を描くように行進してから立ち止まり、木片を中央に鎮座する十字架へと投げつけた。投げられた木片の中には十字架に届かず、青々とした草や雑草を焼いたものもあったが、いくつかは十字架の足元にまで届き、数分後には大きな炎が上がり始めた。赤き者は誇らしげな微笑みで、燦々と輝くオレンジ色の炎が麻布を伝わり、闇を切り裂き聳えるのろしが出来上がっていくのを眺めた。白い影の数人が喜びの声をあげた。赤い影も大きく叫び、そして手をあげて静寂を命じた。「さぁ、兄弟たちよ」赤き者が深くかぶったフードの奥から呼びかけた。「黒人を狩りに行こう」2「あぁ、そして夜は哭いた~」薄暗い照明に照らされ、後ろに響くバンジョーのリズムに合わせて彼女は歌った。腕を伸ばし小刻みに身体をくねらせながら。白いクローシェ帽から唯一逃れた、太く黒々とカールした一房の髪が、汗で顔の横に張り付いていた。細い肩には黒いファーのストールがかかり、キラキラと輝く白いドレスに垂れていた。「探さないでと言っておくれ 私はもう二度と戻らない」その小さな地下室では、黒人の男女が肩を並べてステージを囲み、音楽を聴いていた。タバコの煙でかすむ部屋の天井はあまりにも低く、男性の中にはまっすぐ立てず、前かがみにならなければならない者もいた。ハーレムにはこういった地下の密売酒場が多かった。ロクサーヌ・アーシャンボーはこれまでに、そのすべてのステージに立ち、歌っていた。「心配しないでと言っておくれ だって私の中には悪魔がいるの」身体の動きを止めることなく、ロクサーヌは頭を振り、歌っていた。一瞬、焼ける肌と燃え上がる血の記憶が頭をよぎったが、彼女は目を閉じ、魂を込めた呟きですべてを追い払った。彼女の後ろでは、大きく禿げ上がった頭を汗まみれにしながら、ガスがバンジョーをかき鳴らしていた。「悪魔払いと親父にぶたれたけど もう親父はいないのよ」曲がクライマックスに入る瞬間、ロクサーヌはくるりと一回転をしてその場にいる知り合いと、これから知り合いになるであろう人々を見渡した。すると、帽子を膝に抱え、片手でジンのグラスを持ったハンサムな青年がカウンターの端に座っているのが目に留まった。その眼はロクサーヌにくぎ付けで、彼女も彼の見た目を気に入った。彼の眼は子犬のようで、その腕は壁を打ち抜く槌の如く屈強だった。「おぉ~ おぉ~ おぉ~ そして夜は哭いた~」最後の寂しげな響きとともにバンジョーがようやく静まり、地下室は拍手と喝采の渦となった。多くの観客がロクサーヌにコインやドル札を渡そうとしたが、彼女は笑いながら首を振ってカウンターの後ろにいるバーテンダーの方を指さした。「音楽を気に入ってくれたのは嬉しいけど、私たちここでぼろ儲けしようって言うんじゃあないの。感謝を示したいなら、皆さんシルベスター君のためにもう一杯飲んでくださらない?あのおっちゃんには子供が6人もいるのよ!」と、彼女はくすくす笑いながら言った。客らはこれにもう一度拍手を送り、帽子を頭の上で振り賛成の意を表した。間もなく、人々はバーカウンターに列を作った。ロクサーヌはその様子を微笑みながら見ていたが、いつの間にかまたカウンターの端に座っている、子犬のような目をした男を見ている自分に気がつき、彼の方へ少し近づいた。そして腰にぶら下げていた小さなポーチからタバコを取り出して口に咥えた。クスッと小さく笑い、一瞬、白い歯を見せて笑顔になった後、彼はマッチを取り出して彼女のタバコに火をつけた。「素敵な歌声ですね」ロクサーヌがタバコを吸いこむのを見つめながら彼は言った。「本当に素敵でした」「火をありがとう」彼女は返事をすると、最後に一瞬、暖かい笑顔を見せてから向きを変えゆっくりと歩き出した。「もうお帰りですか?」彼は呼び止めた。「出会ったばかりなのに!」「ロクサーヌは忙しいんだ!少なくともお前のような野良猫とおしゃべりするよりやることがあるんだろうよ」と別の男が笑いながら言った。ロクサーヌが地下室をゆっくりと歩く間、そこには笑いと喋り声が響いていた。一瞬、ロクサーヌの頭に、槌の腕の青年がデートに誘ってくる妄想がよぎった。きっと飲みながらたくさん笑い、お互いの笑顔が絶えない夜になるだろう。素敵な夜にならない理由はどこにもなかった。うまく行けば、きちんとした関係性にさえもなり得る。そして、夜が明けたら...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-heading-title{padding:0;margin:0;line-height:1}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title[class*=elementor-size-]>a{color:inherit;font-size:inherit;line-height:inherit}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-small{font-size:15px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-medium{font-size:19px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-large{font-size:29px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xl{font-size:39px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xxl{font-size:59px}キャンペーンアップデート Redditで何でも聞こう開催予告24日からいよいよキャンペーン最終週の幕開けになります。それに向けて「Redditでなんでも聞こう」の開催を予定しています。あなたの熱い質問を開発チームに直接ぶつける最後のチャンスです。スケジュールは次のアップデートで発表します。 ストレッチゴールこれまでもいくつかの目標をクリアしてきましたが、ここであえて伝えなければなりません。両タイトルを皆さんの望む最高のゲームにするための目標は、まだこの先にあります。これらを達成するためにはさらなるプレッジが必要になりますし、私たちはそのゴールが達成されることを望んでいます。残りのストレッチゴールを達成していくためには最終週に向けて、皆さんの強力なご支援が必要なのです。ストレッチゴール#6: CLEARED!BOI 特殊班 事件ファイル (クエスト)FBIの前身であるBOIでは、写真撮影による現場保存、指紋鑑定、声紋鑑定、ルミノール反応、犯罪プロファイルの確立など、近代型の捜査が導入されつつあった。本編中にそれらを実践するサイドストーリー型のクエストが実装される。「事実は小説よりも奇なり、だ。この世の中では理解しかねる不可解な事件が山ほど起こる。本題とは違うそんな事件を、マシュー、君は最新の科学捜査を駆使して解決していかねばならん。どうだ、できるかね?」92,500,000円ベビークトゥルフの呼び声(マスコット育成)PENNY BLOOD のマスコットキャラクターである「ベビークトゥルフ」を育成するシステム。特定のモンスターの血や肉片、鉱物などを与えることで成長する。ベビークトゥルフの発する結界はウブラたちルインウォーカーの力を中和する作用があり、戦いをとても有利に展開できる。このマスコットを育て上げることがグッドエンディングへたどり着くための道しるべとなる。「なんだと!? タコの赤ん坊がいなくなった? あれほど目を離すなと言っただろう。ヤツがいなければ自由に扉を開けない。我々の行動はかなり制限されることになるんだぞ。誰が飯の当番だった!? オレ? オレか……。」95,000,000円対応言語追加中国語版、韓国語版が追加されます。???HINT: ラッキーな気分? コミュニティゲームアプトルガンガとモトフジとのバトルが始まって丸2日経ちますが、状況はあまりよくありません。どちらのチームも達成条件を満たせず、通常版のアートブックに追加されるアートページと両面アートの実装が危機にさらされています。厳しい戦いになるであろうことは分かっていましたが、私たちのヒーローがバトルを切り抜けられるよう、皆さんのご協力をお願いします! ゴライアスのキャラクターデザイン投票結果ゴライアスのキャラクターデザイン投票の集計は以下の通りです。Discord(投票数は2倍でカウント) A :E158 + J58 *2 = 432 C :E108 + J49 *2 = 314Twitter(小数点以下切り捨て) A :1,404 *41.2% = 578 C :1,404 *46.5% = 652Discord + Twitter A:578 + 432 =1,010 C:652...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=".svg"]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block}  作曲家の弘田です。実は先日、引越したばかりでして、いまだカオス状態。いい機会ですので出しっぱなしになっている楽器の一部をご紹介しましょう。 左の黒いベースは、"1969 Gibson EB-2D"。音が太くてパワフル。数年前からメインで使用。ボディ内が空洞なのでアコースティックなサウンドの気持ち良さがあります。漆黒のEB-2Dを弾くのが憧れだったので、チェリーレッドだったボディを黒に再塗装。 その後ろの弦楽器は、"E. 8strings Biwa"。琵琶をモチーフにした8弦エレクトリックアコースティック楽器。手前の打楽器はアラブのダラブッカ。ベリーダンスなどに使われてますね。ダラブッカって最も美しいフォルムを持った楽器だと思う。 後ろのドラゴンヘッドは、タイの3弦楽器"Son"。フレットが半音階じゃないのが面白い。その手前はYAMAHAのClassical Guitar。詳細不明だけどかなり古くていい音。隣が、"Fender USA 1962 JAZZ BASS"。その後ろからちょっとだけ見える渦巻きヘッドは、"E.6strings Syami"。フレットレスで、3弦それぞれに複弦を張った計6弦のエレクトリックアコースティック楽器。ボディには薄いスネアのヘッドのようなものが張ってあります。三味線のようにスラップして弾いたり、ピックを使っても面白い音が鳴ります。 チェロは作曲家・植松伸夫さんから頂きました。大人になってからチェロを始めたのですがとても楽しく奥深い楽器ですね。見えないけど、その後ろに4弦と6弦フレットレスベース。 うーん、全部は書ききれないなぁ。いずれも過去作やペニーブラッドでも活躍している大事な相棒たちです。  笛類ですね。左の大きいのはアボリジニの楽器"ディジュリドゥ"。机の上にはアジアの "Panpipes"。下には中国の"明笛"や、アイルランドの"ティンホイッスル"に"ローホイッスル"、"インディアンフルート"に、日本の"篠笛"、水道管で作った"尺八""アルトリコーダー"などなど。  最後に本題のデスクトップ。光るマクロファージの置物。話し相手の髑髏。砂時計は仕事にとても役立ちます。気が乗らない時でも砂時計の15分だけ集中。それを続けると、長く仕事できます。アラームだとダメで砂時計がいいんです。奥には楽器管理に大切な温度+湿度計。 トラックボール派です。ホイールが付いていない、すごく古いのを使っています。 たくさんの愛すべきものたちに囲まれて、ペニーブラッドを作曲中です。また部屋が片付いて、かっこよくなったらアップするので見てくださいね。楽器たちも、まだまだありますよ。あらためてどこかで紹介しましょう。 次は同じく作曲家の海田明里さんのデスクトップ。興味津々です。お楽しみに!...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-heading-title{padding:0;margin:0;line-height:1}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title[class*=elementor-size-]>a{color:inherit;font-size:inherit;line-height:inherit}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-small{font-size:15px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-medium{font-size:19px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-large{font-size:29px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xl{font-size:39px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xxl{font-size:59px}Pleasure Doing Business By Donna Grey 1919年10月5日 金属、汗、ゼラチン状の肉の香りが香水のように漂い、最後に口蓋を覆う。刺すようで苦く、それでいて心地よい。味蕾を刺激するような感覚もある。荒々しく、痛々しく、しかし美味い。 喉は小さな感覚の蜘蛛で満たされ、食道の奥から上へ上へとなだらかな波を描いて這い上がっていく。胃袋も一緒にうねり、毒のある胆汁が水音を立てて漏れ出そうとしている。蜘蛛は新鮮な筋肉の上に組織の網を作るように震え、脈打ちながら行進する。金切り声の刺激的な感覚が頬をつたい、脂肪のクッションに包まれ、その上に蜘蛛が網を何層にも丁寧に編んでいく。湿り、糸を引くような感覚。それは乾いてから汗と何か―、何か温かく冷めることを拒むもので再び湿る。頬に温かな息を感じ、舌の裏側が下唇に被さる。心臓が味蕾に、自分とは異なるリズムでぶつかり、鼓動が高鳴する。心臓が舌を脇に追いやる。 蜘蛛の群れは速度を増し、体に新鮮な感覚を呼び起こす。新しい胴体に喜びがのしかかり、別の腕が何かを、誰かを求めて伸びる。皮膚に爪を立て、その下に暖かい液体が集まってくる。大きな手が尻に被さり、女の脚は腹に押し付けられ、身体の自由が利かなくなる。その手がすらりとした脛を這い、足首まで蜘蛛を追いかけると、彼女は出口のない陶酔の中に閉じ込められる。 蜘蛛が足先に触れた瞬間、彼女の感覚は爆発し、その虫は散り散りになる。それまで一様だった群れはそれぞれ混沌の中に溶け込み、急いで家路につく。蜘蛛が唇の奥に消えていき、悲鳴をこらえながらゆっくりと平静を取り戻す。ようやく、目を開ける準備が整ったと感じる。 男の髪は乱れ、少し湿っている。窓から差し込む夏の暖かな日差しが疲労で強張り、汗ばんで額に降り注ぐ。ニコライ・チュチェフ、ベッドの上以外では紳士的な男だ。彼女にとって彼の存在はパーティー会場を埋め尽くすほどで、周りに知られようが一切気に掛けることはない。小さく笑いながら彼の顔をそっと近づけると、胸の中で心臓がふわりと浮かぶような感覚に陥る。だがそれも束の間の事だ。 神経に引きつるような痛みが走る。不快な何かが浮かんだ心臓を引っ張る。地に引きずり下ろし、沼に沈め、泥で満たそうとする。日は暮れ、残るは死にゆく炎の灯りのみ。広すぎる部屋、大きすぎるアームチェアに気怠く横たわる男の向かい側、ドアと階段の木製の枠に彼女は寄りかかる。彼の元に駆け寄る使用人、火が壁に映し出す彼らの影の向かい側に。生を感じさせない男の手の中にあるティーカップを見つめる。使用人は男を揺さぶるとカップは開いた手から転がり、凝ったコーカサスラグの上にゴツンと音を立てて落ちる。彼女はカップに残った液体が一滴残らず絨毯の繊維に染み込む様を見つめる。 男は死んだ。 温かい手が彼女の横顔を撫で、ドアへと優しく引き寄せる。ベッドの上へと。ニコライの腕の中へと。夏の日差しが戻り、近くの窓から差し込む。1755年から彼女に付きまとう罪悪感の魔物を追い払う。夫が亡くなった年だ。前に進むのは早すぎるだろうか?ニコライ・チュチェフほど、彼女が心から信頼する男はいない。彼女の目に留まろうと長い列を作る求婚者の一人だが、彼女の正体を見抜き、真実、悩み、欲望を託すことのできる最初の人物でもある。彼の前では、彼女は湯水のように金を使う貴族のようだとは感じない。彼の前では、彼女は若い未亡人という身分を感じない。彼の前では、彼女は完全な女性だと感じる。 彼女は彼の首に腕を回して、目を離さない。その笑顔の曲線は彼女を揺るぎない自信で満たす。彼の目は空洞のようで、長く見ていると飲み込まれてしまいそうなほどだ。だがそんなことで目をそらしたりはしない。 自分が何を言っているのかは分からないまま彼に語りかける。彼女は新たな真実を、胸に秘めていた永遠への欲望を解き放つ。そして、彼の張りつめた集中は緩み、眉間にしわが寄る。もう、ダメかも。 彼の顎の筋肉が再び強張るが、その目は最早何も捉えず、彼女の心臓は鼓動を止める。胸の中でそれは鉛と化し、あの毒々しい胆汁が再び腸の中で跳ね上がり、蜘蛛が口から溢れ出て、氷の層を皮膚に広げる。まるで鎧のように。蜘蛛は彼女を次に来るものから守りたいようだが、感じるのは寒さだけ。影のような沈黙が重くのしかかる。 彼の唇が開き、そこから音が噴出する。歌だ。その口は言葉を形作ろうと動くが、彼女に聞こえるのは聖歌隊の声だけ。賛美歌がそれほど悲しいものでなければ、天使のそれと間違われるかもしれない。悲しみで重くなった生々しい絶望を吐き出すようだ。 唇は閉じることなく、聖歌隊の声は大きくなる。蜘蛛が肌を刺す。彼女はその口から目を離さない。唇の動きは異様だが、語りかけている。彼女がまだ未亡人であることを思い出させる。優しく家庭的、結婚も妊娠もできる愛人の影が見えるとニコライの紳士な態度に首をかしげてしまう。 夫が彼女との第一子を見せた日の忌まわしい記憶がまだ胸に刺さっている。テオドール。痛いほど恥じているが、夫に跡取りを与えていればこんなことにならなかったと思わせてしまうほどには無神経だった。当時の彼女は優しすぎた。次男のニコラスは新しい乳母の腕に抱かれているところを彼女がその目にしかと焼き付けるように仕向けられた。あの男の子たちの本質を悟ったのはその時だ。サルチコバ血統の幻想、女性への攻撃。幸いなことに、夫は三人目を産む前に亡くなった。ニコライは違うと思っていた。今は燃えるような現実が待っている。ニコライは他の男とは別物だ。彼は甘い言葉と 「ずっと永遠に」という言葉で弱みを握る。しかし、恥を抱えて死ぬという謙虚さを見いだせなかったところが彼の犯した最悪の罪かもしれない。 聖歌隊が一斉に叫び声を上げ、目を閉じる。耳を塞いで騒音から逃れるが、疼きは消えない。叫び声はますます大きくなり、肌は寒さでひび割れそうだ。目を固く閉じると突然、彼の目が自分を吸い込んでしまうことが再び頭によぎる。そして彼女は腕を振り下ろし、衝撃が腕の中で跳ね返るのを感じる。ドスン、ドスン。何度も何度も彼の上へと腕を振り下ろす。力で骨が砕け散るような感覚。ドスン、ドスン。胸の重みが消え、冷たい風が肌を覆う、馴染んだ生温かい液体を冷やそうとする。怒りは収まったが、首の後ろで煮えたぎり続けている。歌声が止む。 ようやく目を開けることができる。雪、大きくて重い一掴みほどの氷が肌に降りかかる。氷は皮膚に張り付き、筋肉を裂きそうなほどだ。暗闇はまだ、彼女を包んでいる。絶望的で痛々しい嗚咽が静寂を破る。そして、名前。彼女の名前。「ダリヤ・ニコラエヴナ・サルチコバ。」温かみが足を残して体中に燃え上がる―感覚の無くなった足先に広がるどろどろになった白い粉雪に目をやる。もう冬になったのか?違う。3年が経った。長く、孤独で、みじめで、いらだちを積もらせる年月。 「お願いです」 邪魔が入った。後ろに農奴が立っていて、薄いショールを肩にかけようと風と格闘している。周囲に吹き荒れる嵐に対してあまりに軽装で、慌てた様子だ。急いでいる。その表情は絶望的で、懇願しているようで、嗚咽の方向に視線を向けている。それに呼応し、煮えたぎるような怒りが首の後ろで再燃している。 少女が地面にひざまずき、雪の中に顔を押し付けている。体は鈍く痛ましい叫び声をあげるたびに揺れ動く。ボロボロのショール以外は裸で、風はショールをはぎ取ろうと必死になっているようだ。少女はゆっくりと顔を上げる。顔の切り傷やかすり傷に雪が付着し、固まっている。片方の目は腫れて塞がり、深い傷でもう一方は痛みで開けられない。それでも涙で漏れている。口はひどく傷つき、必死に伝えようとするが言葉にならない。顎が折れて、耳からだらりと垂れ下がっている。これで醜悪な噂は消えるだろう。 ダリヤは冷たい木の杖を手に感じる。また、あれだ。冷めることを拒むあの生温かい液体が、木目に沿って流れる。裸足の下の雪に小さな血溜まりをつくる。 「お前のせいだろう」 吐き捨てるように言い、腹の中に馴染みのある熱が沸き起こる。自分の裸の体に風と雪が当たるのを感じ、強風が襲う中膝の震えは止まらない。ダリヤの憤りはさらに高まる。 少女は大きく息を吸う。 「どうして?!」不安定な顎で質問のようなものを絞り出す。 なぜだと?どこまで無礼なんだ!ダリヤは農奴の宿舎で流れる噂の事は気付いている。短気で、要求も理不尽で、嫉妬も計り知れないだと…農奴が貴族の見ていないところで噂を流す権利があるとでも思っているのか?農奴共が自分を指差し、嘲笑う。終わらせないと。恋愛や新生児を見せびらかしやがって。それにも終止符を打ってやる。すべての噂、ささやき、青春の思い出、愛の思い出に罰則を与えないと。何の権利もない農奴のくせに。 顎が火照る。抑えきれない怒りが歯を越え、毒のように唇から流れ落ちる。顎から皮膚を剥がし、冷たい水ぶくれになった足元の雪を溶かしながらシューシューと音を立てる。口の端から再び蜘蛛が這い出てくる。杖を強く握りしめ、木の破片が手のひらに刺さりそうになっている間、蜘蛛は再び持ち場へと戻る。そして、肩から振り下ろされた腕に再び振動が伝わる。 耳鳴りと怒りが、再び視界をゆっくりと奪っていく。ドスン。ドスン。その衝撃のたびに自分の名前が聞こえて、燃えるような怒りが募るばかり。次はもう一人の小娘を始末する。ドスン、ドス。音は次第に鈍くなり、暗闇が耳で鳴り響いているように感じられる。ドス、ドス。 そして闇が彼女を包み込む。ダリヤに残されたものは闇だけだ。自分は有罪判決など下るはずがないと確信していた…エカテリーナ大帝の戴冠式の後では特に―あの女は夫へのクーデターを起こした。その傲慢への報いはイヴァノフスキー修道院での闇に囲まれた投獄生活である。瞼の裏を這いずり回り、タールのように眼球を覆う闇。それは記憶を陰鬱な灰色に染め上げる。雪の中の少女。落とし子たち。ニコライ。その家庭的な愛人。闇はゆっくりとすべてを飲み込んでいく。その中で寄り添ってくれるのは讃美歌だけだ。悲痛な天使の叫び声ではなく、本物の、祝福された賛美歌。遠いのはいつもの事。まるで神自身がダリヤを駆り立てているかのように。手首を焼くような氷の鎖でその身を引き寄せ、石の廊下を歩かせる。だがしかし神はダリヤを引き留める。ダリヤを目が届くところに置き、決して神の神殿に足を踏み入れることを許さない。 ああ、しかしダリヤは神からの答えを必要としている。欲している。彼女は敬虔で慈善家、ミサにも参加する。今となっては人道に対する罪で修道院の地下に投獄され、神がダリヤの存在に気づいたら、ダリヤから離れてしまう。神は子供を産む力を与えてくれなかった。自分の血の入っていない息子を育てることを強要した。一人で暮らすことを強要し、触れることのできない青春と愛のすべてを、毎日屋根の下に並べた。我慢の限界に達したとき、不満を爆発させたとき、救いを求めたとき、ダリヤは檻に入れられた。これが女の定めなのだろうか。幸せへの道を閉ざされることだろうか。幸福を求めるあまり、悪者にされることだろうか。幸せを見つけても罰せられることだろうか。 ダリヤはついに絶望に屈する。顎を伝って骨まで浸み込む毒、手首や足首の氷の枷に食い込んでいる器具の周りを蜘蛛が這う。暗くて何もないところから長く籠ったうめき声が漏れる。絶望的で、無慈悲で、痛々しい。 冷たい石が脛や腿、腕の皮膚に傷をつける。自分の叫び声を止めることができず、目の前の地面に膝をつき、顔をうずめる。声は重く湿り、宙に搔き消えていく。裸の体がそっとかけられた毛布を感じることはほとんどない。泣き止むと長い間を置いて、恩人が口を開く。 「長い旅でしたね、ダリヤ・ニコラエヴナ」 ダリヤはゆっくりと、弱々しく、毛布を肩にかけ、その声から離れるように向きを変える。手錠はなくなり、手首は焼け付くような冷たさから解放され、汚れは一つもない。手錠なんて最初から無かったのか。眩しい光の中で目を瞬かせるが、周囲のものは何も見えない。息を呑む音と急ぐ足音が遠のいていき、やがて照明が暗くなる。目が慣れると、恩人が傍に戻ってくるのが見える。年老いた男だ。ゆったりとした服に厚い革のエプロンからのぞくわずかな皮膚は、黒い皮が細い枝に巻きついているトロイツコエの木を彷彿とさせる。背筋が曲がっていなければ、男は背が高いかもしれない。彼は影のように近寄り、その存在感で彼女の意識を引き付ける。ニコライがよくやるような仕草だが、同じではない。全然違う。 「すみませんね。これで少しは良くなりました?」 彼は片手で、薄く透けるような白髪の後退した生え際を掻く。もう片方の手はしっかりと背中に回している。「英語を勉強しましたか?私はロシア語をほとんど話せませんし、あなたがドイツ語を話すとは思えないのです」 長年培われた技術を使う準備をしているかのように、ダリヤは話す前にしばらく静止する。「勉強はした」 口の動きを試す。「話せない」自分の顎に指を触れ、それがまだ燃えていることに驚いている。指を離すと、周りの液体を凝固させ黄色の小さい粒へと褪せた血液が目に入る。恩人は心配そうに声をあげる。 「あ!それはまだ触らない方が良いと思いますよ、可愛らしい蜘蛛たちの仕事を邪魔してはいけませんね」 喉の奥から舌を伝って歯の間までピリピリとした感覚が広がり、吐きそうになる。下唇がたくさんの小さな足にくすぐられているような感覚を顎で捕まえ、目の前に持ってきて確認する。親指の爪ほどの大きさの小さな黒い蜘蛛が、どろどろの臓物を脚につけている。蜘蛛は本物だった。毒も本物だ。彼女の脳は感じるべき感情、起こすべき反応を判断できない。悲鳴をあげるべきか、いや、嗚咽するべきか。疲れ果てて、何もせず、ただただ困惑の表情で恩人を見つめる他ない。 「興味深いでしょう?」彼は話し続ける。「マリスがねぇ…」 「マリス?」 「マリス」彼は蛇の鳴き声のように音節の最後を特有なアクセントで太く粗く響かせながら、背中に隠していた手を見せる。その指の間に宝石のようにしっかりと握られているのは、手のひら程の赤い立方体だ。しかし…その表面に触れる光と影が反射する様子は、それが立方体であるかどうかさえも疑わせる。その恐ろしい物体が何であれ、胸を何かが圧迫してくるような不快感を与える。 男は続ける。「マリスにはまだ分からないことがたくさんありますが、その潜在能力は天文学的です。あなたの今の状態もその証拠ですね―人類史の節目での再誕。ベルサイユ条約。大戦の終焉ですよ!」 「数か月ほど前の事だ、ドクター。戦いが終わったわけじゃないだろう」 ダリヤは、傍に静かに現れたもう一人の男にようやく気づいた。男は頭皮近くまで髪を刈り込んだ彫刻のようだ。石に刻まれたようなしかめ面を顔に張り付けている。彼から小さな四角い鏡を受け取った時、驚きで声を上げそうになるがその前に止めることができた。平静を保つように気を張る…いや、これはきっと何かの間違いだ。自分は老婆で、最後の日々を刑務所の独房で惨めさと孤独の中で過ごしていたはず。しかし鏡に映る女は若い。それでも、鏡から覗いている顔の状態には見覚えがない。牢屋に閉じ込められていた時代の顔なのだろうか、だが紛れもなく自分の顔だとわかる。 「もっと若くできなかったのか?」と彼女は言うと恩人は高い笑い声を漏らす。彫刻男は微動だにしない。何がそんなに面白いのか彼女には分からない。 「私の理解している範囲から説明しますと、マリスは人生の最も暗い瞬間にしがみつくものだそうで…」 恩人は片方の目を指でなぞり、涙を拭うふりをした。「その様子から察するに…真に絶望に陥るまでにいくらか時間がかかったのでしょう。これがあなたの心の中にあった希望が、ついに死んでしまった瞬間ですね。しかし幸いなことに、マリスがあなたのために選んだのは実にすばらしいでしょう」 彼の熱意に彼女は目を細める。口説こうとしているのか?肩を上げ、顎を引いて不快感を隠せない彼女の心を恩人は見透かす。やれやれと彼が首を振ると、ダリヤはすぐに気がつく。突然の安堵感と信じられないという気持ちを無視して、黒い臓物にまみれている手のひらをかざす。「蜘蛛のことか?」 「毒もですよ」 彼はエプロンのポケットからハンカチを取り出して差し出す。それを受け取るが、警戒のあまり、汚れを拭き取る間にどちらの男性からも目を離すことはできない。「そうでしょう、そうでしょう。本当に素晴らしいものですよ。テストをいくつかとレントゲン撮影が必要ですが…あなたの中にある計り知れない数の蜘蛛を生み出すことができるそうです。この蜘蛛は驚異的な速さであなたの体を保護し、治癒させます。毒についてはもうお分かりの事でしょう!!あなたは糸を吐く美しいヤマシログモのように、何兆もの可愛い赤子を秘めているのです!」 ダリヤは上唇をゆがめる嘲笑を止めることができない。それに気づいた恩人は話題の変更を決める。 「あぁ!そうですね、紹介が遅れました。失礼しました。私はフランツ・オーゲン博士です。英語でいう『臓物』、つまり『オーガン』と少し似ていて面白いでしょう?」 彼は手のひらを胸に当てる。「そしてこちらは仲間のサリエルです」 そう言うと彫刻男を指差す。「あなたの脳には今、きっと質問の嵐が吹き荒れているはずでしょうね…おや、寒いですか?」 片手に握られた小さな四角いハンカチと裸の肩に掛けた毛布の周りに寒さが忍び寄る。そこで博士は立ち上がり、最初はダリヤの手を引こうとするが、彼女がそれに応じないと、そっと腕を自分の背中へ回す。片手はまだ立方体を握ったままだ。博士は長い脚で歩き、ダリヤは慎重に数歩後ろを付いて行く。彼女は無言で歩き、医者の攻撃的な話から一時の休息を得ている。冷え切ったレンガ造りの廊下を見ていると、自分が以前の刑務所から別の刑務所に移動されただけではないかという疑念が深まってくる。床は滑りやすいセメントで、長年の使用で擦り傷だらけだ。暗い廊下には大きくて重いスチール製のドアが並び、高い壁にある大きな光の球が時折ちらちらと照らしている。 自分が迷路の奥深くに入っていくのか、それとも彼が迷路の中心から遠ざけているのか、わからなくなったとき… 「着きました」 博士は開いた鉄の扉の片側に立ち止まり、その場で彼女に向き合う―指はまだ背中で恐ろしいキューブを握ったままの、ニヤついたガーゴイル。ダリヤは彼の表情を読もうとしたが諦め、警戒しながら新しい部屋に入っていく。彼女の部屋。窓も装飾もない正方形の部屋は、奥の壁に押し付けられた大きなベッドと、その四隅の柱に天蓋のようにかけられた重く暗いカーテンがなければ、空っぽ同然だ。その両脇にはさらに二つの光源と二つの大きな本棚があり、どちらも文学や他のあらゆるもので溢れかえり、不安定な本の山がその麓にそびえ立っている。片側の壁に立てかけられた机のほうに彼女はゆっくりと移動する。机の上には数枚の紙が置かれ、筆記用具らしきもので押さえつけられている。退屈そうに指で木目をなぞっていると、積もった埃の層にきれいな指跡が残る。 「ああ、はい、まあ」 博士は彼女の落胆を予感して言葉を詰まらせ、部屋の中にじりじりと入っていく。「この部屋はあなたが来るだろうと思い、少し前に用意されたものです。しかしご存じの通り、人生において計画通りに事が運ぶことはなかなか無いですよね」 ダリヤは親指と人差し指で埃を転がすが、彼の存在が影のように部屋全体を埋め尽くすのが感じられる。博士の先には、出入り口を塞ぐ彫刻男がいる。警戒する蜘蛛が舌をくすぐる。彼女は積み上がった本へと移動し、上から覗き込む。特にある本の表紙の英字が最初に目に入ったとき、信頼できずに立ち止まる。英語の読解に苦労したことを思い出すと、軽い恥ずかしさがこみ上げる。いつだって話す方が得意だった。ダリヤは身を乗り出して、その本の題名を知ろうとゆっくりと自分の顔へと持ち上げる。受け入れていないのに博士の存在が急に近くなったのを感じる。 「お目が高いですな。『戦争と平和』…作者はレオ…」 「トルストイ」ダリヤは本を見つめたまま博士の言葉を遮る。「トルストイには詳しいんだ」 「そうなんですか!それはそれは…!」不気味なほど不信感を滲ませながら博士は拳をかわすように後ずさりする。そのひどい演技に気づかないふりをしていると、ダリヤはもしかしてこの本は単なる偶然でここに置かれたのではないことに気づく。「特に、あなたが…亡くなった後の出来事を記録しているので、スリリングな読み物になるのではないかと思いまして。エカテリーナ大帝が宮殿内でフランス語しか話さないことにこだわっていたことはご存知ですか?いや、愚問でしたね。それでも、貴族たちはロシア語を勉強しなければならなかったようです…その、まぁ…」 ダリヤが本を地面に落とすことで興味がないことを暗に伝えると、博士の言葉が先細りになる。舌を鳴らすと歯茎に張り付いた蜘蛛が喉の奥へと戻り、腹の中には懐かしい温もりが広がる。エカテリーナ大帝。今、彼女はそう呼ばれているのか。博士がわざと不快な話題を提供しているのは分かっている。吃音、ぎこちない間、「はぁ、まぁ」の数々にもかかわらず、彼の唇が笑みを描くことは一度もない。しかし、新しく、間違いなく痛い箇所を突く話題を考え出すと、その唇は何度も円を描いて変形する。彼は閃くと、突然「あ、そうですね!」と言いながら本棚をかき分け始め、新しい本を誇らしげに彼女へと突き出す。見慣れたキリル文字で書かれた派手な表紙―ロシア詩集―。ダリヤは怪訝に思い眉をひそめる。自分は詩の愛好家ではない。しかし、博士は「少々お待ちを」と言わんばかりに無言で指を立て猛烈な勢いでページをめくり、手を止める。そしてある詩のページを開いて、再び本を手渡す。 ダリヤを馬鹿だと思っているのだろうか?反抗するように彼の目を見つめるが、熱は湧き続け、歯の裏の蜘蛛は恐る恐る戻ってくる。彼は少し前にロシア語は話せないと言っていたのに、どうしてこのページを見つけることができたんだろうか。もしかすると彼は自分の逆で、話すより読む方が得意なのだろうか?いや、博士は弱いけれども、要領の悪いところを見せることで知性を隠そうとしている。なぜこの本を見せる必要があるのか? その本に目をやり、冒頭から読み始める。フョードルが書いた詩だ。「Молчание」というタイトルが目に飛び込んでくる。胸がむかつく。ダリヤは本能的に毛布を肩から下ろし、ハンカチを口元にあてる。 「チュチェフ、そうですね! あなたは非常に複雑な社交網を作っていましたね。まるで蜘蛛の巣みたいに…あ、すみません、ダジャレのつもりはありませんよ」彼の言葉はくぐもり、ダリヤの視界はぼやけ、怒りが再びそれを奪い去ろうとする。「数多くの作品を生み出した詩人…古い知り合い…孫…覚えてますか…?」 すべては偶然の一致などではない。こうなることを知りながら、好奇心に負けた。目は何も写さず、胃が焼け、喉が焼け、口が焼け、次に来る言葉を知っているが、口にしないよう彼に懇願する。「…ニコライ・チュチェフ」 腹の底から湧き上がり、毛穴から滲み出る怒り。博士のあまりにも露骨な感情操作に耐え切れず、蜘蛛が暴れ出す。震える体を温めながら這ってくるのを感じ、やがて床に広がっていく。彼女は彫刻男が博士を無情に部屋から引きずり出す前に、蜘蛛の目を借りて博士が腰を抜かして飛び出していくのを見た。蜘蛛でドアを閉め、厚い蜘蛛の巣で何層にも覆っている。「…あなたは糸を吐く美しいヤマシログモのように、何兆もの可愛い赤子を秘めているのです!」前に言われた言葉に胸を締め付けられながらも、口内の新しい筋肉を絞り、光の球体に向かって毒を吐き出し、部屋を心地よい暗闇で覆う。子を自由に歩き回れるようにしよう。口からあふれ出てくる蜘蛛はありとあらゆる表面に伸縮性のある網状の毛布を広げる。ゆっくりと怒りが不満へと収まるまで、そこで感情を煮詰める。 何の意味もないドアのノックも、時折漂う温かい食事の匂いも、通り過ぎる日々を感じさせる。ダリヤはそのすべてを無視して夢の中に逃げ込もうとするが、それも時に見たものと同じ幻を映し出すだけである。ダリヤの体に押しつけられるニコライの体、素肌に感じる温もりを、肌を這う彼の舌。彼が体を押さえつけると目が開き、そこには再び少女の姿が…雪の中うつ伏せに倒れたボロボロの死体。幻を振り払い、ニコライの病的に甘美な幻が戻るよう招く。彼の手が体を探り、背中を伝い、尻を掴む。彼の指腹をなぞり、臍の下、さらに下へ。そして、拳を腹へ突き刺す痛み。 その一撃でダリヤは後方に投げ出され、氷のような冷たさを背中に感じる。彼の手があった場所には穴が開き、彼女は何とかその穴を塞ごうとする。恥ずかしくて、寂しくて、指の周りから血が流れ落ちる。何かが足りない。腹に爪を立て、皮膚を引き裂き探し始めるが目当てのものが無い場所からさらに血が流れるだけだ。返せ。絶望するが、ニコライはもういない。空虚。孤独。 そしてダリヤは死ぬ。死んで、死んで、死に続ける。内側から身体を溶かすように腸内の毒がこみ上げ、口から止めどなく流れ出す。火傷と骨から剥がれた肉の鼻が曲がるような臭いを歓迎する。心臓は動きを止めようとするが、蜘蛛はそれを許さない。蜘蛛は巣を捨てて彼女の元へ這い戻る。ダリヤの体を癒すためうねるような薄暗い色の蜘蛛の層で体を覆う。悲鳴を上げて止めろと叫ぶが蜘蛛は麻痺した体を黙々と治癒し続ける。 部屋の中で音がして、ダリヤの怯えた目がドアの方に引き寄せられる。開いたドアから光が漏れ、彫刻男の影がこちらに向かってくる。男は一体何を見ているんだ?形のない蜘蛛の群れ?絶望で体が動かない。冷静を取り戻すことも、蜘蛛を払いのけることも、髪を整えることもできない。代わりにダリヤはただ座って蜘蛛が役目を終えるのを完全に無力なまま見つめる。蜘蛛は少しずつ口の中へと戻って行き、一糸纏わないまま、あの光とその陰気な影に晒される。しかしついにその影が動き出し、博士が入ることのできる隙間が開く。彼の存在はなぜか前よりも小さく見える。彫刻男のせい?いや、何か別のものだ。彼が部屋に入ってくるのを見ながら、用心している。二度と博士に主導権を握らせてはいけない。 「もうどうだっていい。 何十年も前からそう…」 彼女が先手を打って彼の注意を引き、優位に立つ。「ロシアは私を見捨てた、もうどうでもいい。神は私からすべてを奪った、どうでもいい。夫のことも、私に押し付けた私生児もどうでもいい。私に何もくれないこの体もどうでもいい」彼女は、自分の指がまだ夢の中のように腹に穴を開けていることに気づく。タールのように濃い血が指の周りに溜まり、傷口から流れ出る。そこに巣食う惨めさの海を吐き出そうとするが、口の端から蜘蛛が流れ出てくる。博士は少しずつダリヤの方へと歩み寄る。 「ここにいる理由は何?」 博士の靴が網目状の床を引き剥がすと水音を立てる。そして少し離れたところで片膝をついて、べたべたする地面を手でなぞる。その仕草から慈愛の片鱗を感じるが、鵜呑みにしてはいけないのも承知の上だ。彼が自身の指を観察する様子を見て、全てのピースがはまった感覚に陥る。彼が「可愛い」蜘蛛について話す様子、顎の毒を拭うハンカチ。本も、詩も、マリスも。今、部屋の中身に注がれる彼の視線、そしてドアの彫刻男存在。博士は商品であるダリヤを観察し、その価値を計算しているのだ。これは思いやりにあふれる瞬間ではない…これは交渉だ。 「望みは何?」ダリヤは質問を変える。 まるで心の中をすでに理解しているかのような眼差しが彼女に注がれる。その狐のような笑みで博士の口角が耳まで引き上げられる。「私は協力関係を提案したいのです。あなた自身とあなたの策略を提供していただきたいのです」 「この身を差し出す事なんてできない」 博士の表情は変わらないが、彼女は続ける。「この力を誰かに使わせたいと思わせるものなどこの世には存在しない」 彼女は両手を腹に当てると、その間を蜘蛛が飛び交い、急いで傷を回復させ穴を縫いとめる。唇を歪めて、諦めたような苦笑を隠せない。ようやく、博士の笑顔がはじめて思惑にかき消される。しかしその時、新たな気づきを得る。彼の顔は歪み、かつてないほどゆがんだ笑みと化す。 「そうは言っても、既に望むものを受け取っているじゃあありませんか」博士はまた心を読んでいるようだ。空いた手をダリヤへと伸ばし、蜘蛛が逃げ去った後に残された彼女の指の方を指す。体が再び元通りになっている。でも、どうやって?ダメだ。その理解は胸で心臓を動かす。彼女はそれを封印して希望を持とうともしない。しかし、それなしには、ダリヤには何もない。博士は彼女を檻に入れることだってできる… もし本当に彼女に長い間拒んでいた物を彼が送ったのなら、その代償にダリヤは一体何をさせられるのだろうか? 1920年6月16日 ピンクの夕陽が壁面を照らしていても、サルチコバの館は影に覆われたままだ。赤い煉瓦がここから去る口実を考えているかのように、居心地悪く揺らいでいる。建物は背が高く細い窓が並び、交差した短い長方体の集合体だ。長方体には威厳のある黒い屋根が重なっている。玄関は建物の東側にある―深く暗い色の木材に豪華な錬鉄の装飾が施された大きな二重扉。 一階の窓の全てから薄明かりが漏れ、敷地内に立ち込めるスープのような霧に滲み出ている。顔を隠したドライバーの一団が乗り入れ道路のセンターピースの横で明かりの中で集まり、寒さで赤くなった鼻の暖かい蒸気を立ち昇らせる。センターピースからは背を向けている噴水の中心から鋭いアーチを描いて暗い水滴が噴き出し、まるで八本の頑丈な脚のように見える。誰もそれに視線を向けようとしない。 「ご来場いただいた皆様に改めてお礼申し上げます」 建物の大きな扉がきしみながら開くと、ダリヤ・サルチコバの声が聞こえてくる。ドライバーたちはそれぞれ車に乗り込む。背が高く優しげな執事が大きな扉の一つを内側に留めると、その横を薄手の黒いガウンを着た館主のダリヤが寒さをものともせず出てくる。好事家や芸術家の卵などに別れを告げると握手やハグに応じる人もいるが、皆、満面の笑みを浮かべている。 淡い色のスーツを着た大柄な紳士がふらふらと通りかかり、落ち着きのある執事に軽く頷き、下に並ぶ車へと続く石段を上っていく。彼は立ち止まりマッチに火をつけ、唇に挟んだ太い葉巻の先端に当てる。男は葉巻を深く吸ってから唇から煙を舞い上がらせ、しなやかな手首で大げさに葉巻を振り回す。 「いやぁ、全く、今回も素敵な夜だったぜ、ミス・サルチコバ」アメリカ訛りが強い。テンガロンハットを斜めに被っているところから、出身はテキサスかもしれない。ダリヤはまだアメリカの方言に慣れていない。彼は彼女の方へとくるりと体を向ける。「帰ってからすぐに計理士と話をつけるからよ、またすぐ連絡するぜ!」 大きく笑って葉巻を吸い、灰を地面に落とすと、ダリヤは愛想良く頷く。彼は階段の方へ振り返ったときに足を置く位置が狂ってしまい最初の2段を滑り落ちてしまったが、幸いにもバランスを保つことができた。咳払いをして誤魔化す。ダリヤは何事もなかったかのように振舞う。 「トロイツコエでの残りの滞在をお楽しみください」ダリヤは、残りの階段を勇ましく歩む彼に呼びかける。無事に降りるのを見届けようとしたが氷のように冷たい手で手を掴まれ、何事かと視線を向ける。ミスター・ピーコック、恥ずかしそうに謙遜した笑みを浮かべている。片方の腕で随分と酔ったミセス・ピーコックを抱え上げている。あの女は魔女の手を持つ罪人だ。両手で夫を掴み、少しでも力を抜くとその場に崩れ落ちてしまいそうだ。ミセス・ピーコックはその場でふらつき、話すときに前かがみになる。 「ミスター・ウェブは車を待つ列に並んでないんですね!」古くなったワインとタバコの香りが漂う。肩にかけたキツネの毛皮が唇につくと、彼女は「プッ、プッ、プッ」と言いながら立ち止まる。「そういえば、ウェブさんを見たのはずいぶん前の事だわ…さっきまでミス・ダリヤとあんなに熱心に話してたのに…大丈夫かしら…」 「今日のミスター・ウェブは少し騒ぎすぎたようですね」ダリヤの表情は暖かい。「気分が落ち着くまで客室をお貸ししています。」 ダリヤはミセス・ピーコックの手を握り、引き離そうとするが、夫人はさらに強く握る。かなり太った体を夫に押しつけ、ティール色のフロックの紐が肩からだらりと落ちる。 「まぁ!客室だってぇ!ねぇ、貴方―」夫人はしゃっくりをし、夫に視線を送る。彼女は両目で彼にウインクしているように見える。「私たちもいつか泊まりましょうよ!サルチコバの屋敷に泊まると『元気』になるって聞きましたよ~」彼女は夫の腕の中に転がり、濡れた唇を見せながら首をかしげる。「ねぇ~」 すっかり呆れ果てたミスター・ピーコックは、妻を階段に引きずり出そうとする。しかし今度はダリヤが離さない。 「高い評価をいただき、大変うれしく思います」彼女は歯を見せて笑う。「ご安心ください。明日の朝、ミスター・ウェブの感想を忘れずに聞いておきます」 余計なお世話だ。彼女は空笑いでその言葉を締めくくると、ミスター・ピーコックは心配そうに目を丸くした…が、その夫人は心底楽しそうに、そして気づかないように笑い返す。ダリヤはそれを受け入れ、酔った勢いで敵意を消し去るような仕草で夫人が夫の腕の中によろめきながら戻ってくるのを許す。 「約束ですよ~」 夫人はからかうようにダリヤの方に指を振り、階段に向かう。ミスター・ピーコックは目に見えてほっとしているようだ。「私たちの旅は、キューピッドが直々に見守ってくれるはずだわ!」 より礼儀をわきまえた最後の常連客とそのドライバーは、一人を除いて全員がいなくなるまで道を下る。残された一人は肩を下ろして両手をポケットに深く突っ込んだまま静かにダリヤの方へ階段を上っていく。彼は数歩手前で立ち止まり、彼女を見上げる。ダリヤは玄関口から視線を返し、それから二人はそれぞれ背を向ける。彼女は邸宅の奥へと向かい、彼は自分の車へと向かう。 ダリヤが落ち着くと、まるで建物全体がため息をついたかのようになる。華やかなやお祭り騒ぎが終わり、廊下は静寂に包まれる。ゲストたちがもっと周囲に気を配っていたら、小さな足が屋根の下を歩く音に気づいたかもしれない。石造りの間に張り巡らされた巣を見つけたかもしれない。ダリヤが信じていることがあるとすれば、それは、楽しい時間を過ごすためには危険を顧みない金持ちの性質だ。 ドアを閉め忘れた執事はダリヤが前を通り過ぎると、その場で立ち止まり、彼女の後ろを歩き始める。廊下を進み、ダイニングホールを過ぎ、ゲストルームへと向かう。廊下の壁をいくつかの燭台が砂時計型に弱々しく照らし、部屋の中央を覆う円錐形の大きな闇を作り出している。廊下は影に包まれ、ミスター・ウェッブが襲いかかるとき、自分がきちんと隠れていると確信できるほどの暗さだ。ダリヤは驚いたフリで声をあげる。 ふざけながらウェブはダリヤを自分の方に向かせ、その腰に腕を回す。しかし彼女はそっと彼の胸に手を当て、彼との距離を保つ。 「残って仕事の話をしたいのでは?」 彼女の頬は目尻を引き上げ狐のような笑みを浮かべている。「それとも、それは見送って、もっと楽しいことに集中したいでしょうか?」 「まぁ、まぁ、ミス・サルチコバ」 ミスター・ウェブの声は低く、唸るようだ。彼はイギリスのどこかの敏腕セールスマンで、彼女のクライアントが興味を持っている人脈を偶然にも持っていた。「僕にとってのビジネスとは、それ自体が喜びの形なのです」 その笑い声は砂利のように粗く、黒い瞳は自信に満ちて彼女を見つめる。おそらく自分のことをプレイボーイだと思っているのだろう。彼女を腕から解放し、肘を差し出す。ダリヤはそれに応じ、彼をゆっくりとホールに導く。行き先は重要ではない。気分が良くなったのにもかかわらず、彼が頬の内側に舌をこすりつけて、軽い苛立ちを飲み込もうとしているのに気が付く。彼は首を横に振って振り返り、二人の背後で歩調を合わせ続ける執事に視線を向ける。 「そろそろ休ませてあげては?」彼は問いかける。 執事は何も言わない。二人はスローモーションのように動き、片方の腕は脇で振り子のように揺れ、もう片方は背中に九十度の角度で納まっている。ダークブラウンの瞳が二人をじっと見つめている。 「執事には客室まで同行します」後ろを向いたままホールを歩くウェブを軽く引っ張りながらダリヤは答える。歩いている間、二人から遠ざかる廊下や、左右で妙に距離のある最後の扉に彼は気にも留めない。 「なぜ?」 彼は尋ねる。「私たちに案内役なんて要らないでしょう…」 「護衛のためです」 「護衛?」彼は憤慨したような嘲笑を浮かべながら、首を後ろへ捻る。「僕のことを信用していないとでも?」 「ミスター・ウェブ、危険な業界に身を置く独身の女性が予防策を講じることに、そんなに驚かれることはないでしょう」 苛立ったような笑い声が再び聞こえる。彼は考え込むように唇をすぼめる。 「予防策だからこそ―」 「ミスター・ウェブの人脈についてもっと知りたいのです」ダリヤが彼の言葉を遮るとウェブの機嫌はすぐに治る。背筋を伸ばし、自由な方の手でブロンドの髪をなでてズボンのポケットに入れる。 「ビッカースのことですか?まだ調べていないことがありますが、どうしてヘルハウンダーズがそんなに執着するのか不思議でなりません。今まで扱っていたのは諜報と財政なのに、突然兵器に興味を持った理由はどうしてでしょう?」 彼女はため息をこらえる。「護衛のためです」 ウェブは首を天井に向け、その口を少し開いて悟ったような表情を浮かべる。危険な業界なんだ、彼女自身がそう言っていた。ダリヤは黙って廊下の先を見続け、求婚者になりたがっている彼が頭の体操を終えるのを待つ。 「ラッキーなことに、僕は上層部とかなり親しくなっています。いやいや、そんなふうに私を見ないでくださいよ」 ダリヤは片眉を上げ、彼から顔を背けている。「正直な話!あなたの約束が本当なら、ヘルハウンダーズが次の大戦で負けることがないよう装備を充実させることができるんです。その次の大戦だって…」 「感激です」 囁きながら彼の腕に寄りかかり、可憐な手を彼の胸に押し付ける。 「まあ、完全にあなたのためとは言い切れませんね、ミス・サルチコバ。僕は自分を次のバジル・ザハロフだと考えています。彼がギャンブルと石油に夢中になっている間に、早く人脈を張り巡らさなければ…」彼の顔の片側には悪戯っぽい笑みが浮かび、目は彼女のガウンの低いネックラインを見下ろし、横切っていく。胸が彼に押しつけられて、谷間が深くなるのをじっと見ている。「あのおっさんは、すべての、その、人たちに恩を売って地位を築きましたからね……」 「確かにミスター・ザハロフはその恩人の敵に欠陥兵器を売っていたそうですね。あなたの中では私のクライアントと私は正しい人々だと、どうして分かるのでしょう?」 ウェブは彼女の腕から自分の腕を戻して、ダリヤの腰を掴み、動きを止めるように強く握る。すべてが静止する。「それはあなたがどれだけ約束を守れるかにかかってるんです」 彼女に向かって身を乗り出す。彼女は与えることなく、キスを奪われる。それも強引で、まるで情熱的にしようとするが支配欲が一番強く伝わってくる。彼は自分が主導権を握っていると思っているが、彼女は両手を彼の背骨に這わせて肩甲骨の間に平らに置く。唇を押しつけ、彼の舌を彼女の舌で弄び、逆らえないようにする。彼の指は肩と背中をかき分け柔らかな肌を堪能しようと必死になり、邪魔なドレスのストラップへの苛立ちが伝わる。 彼は一瞬、動きを止める。ためらっている。彼は頭を引いて彼女を見つめ、表情を探る。眉をひそめ、深く暗い瞳で注意深く彼女を観察する。「私の奉仕は確かに受諾されたと思って良いのでしょうか?」 「ほとんどはね…」からかうように囁く。ダリヤは本気だ。全て終わった後、望むものをすべて与えてくれる。彼に向かって微笑む姿を見るとそんな思いが過ぎる。そしてその思いは彼を支配する。 ウェブは彼女をドアに押しつけ、全身を彼女に押し付ける。彼女は彼の高ぶりと、彼女を求める硬さを感じる。彼の手がドレスのストラップを下げ、唇と舌が彼女の首と肩を探れるように隙間を。彼女はため息をつき、片手が彼の乱れた髪を掴むと、もう片方の手で背中のシャツを引っ張る。 後ろのドアが開く。 身体はまだ絡み合ったまま、彼を中へと導く。その狂おしいまでに高まった鼓動、性器に集まる血液のすべてを感じることができる。靴が床にわずかに貼り付くことへの困惑を表す表情の強張りや彼の恐怖心感じ取る。しかし、彼はそれを無視し、肩の力を抜いて、蝶ネクタイに手をかけ始める。彼女はシャツのボタンを外していく。 彼は電気をつけるように頼み、彼女は再び彼の口を自分の唇塞ぐ。ダリヤを視界に収めようとして電気のスイッチを背後で探る。彼の指が壁に触れるのを感じる。弾かれるような不快な感覚を覚え、彼が壁から指を話す。時間切れだ。彼は彼女の肩を掴んで距離を取ろうとするが、彼女はそれを押しとどめ、顎を彼の首筋に押しつける。小さな毛が柔らかい口の中をかすめる素晴らしい感覚、太くも繊細な脚が彼女の唇を押し開ける。彼女はわずかに噎せ返る。その生き物の前脚がウェブの首筋を捉え、大きな顎を肉に食い込ませる。 「な… !」衝撃で言葉が途切れる。ダリヤは床にたたきつけられる。「灯りはどこだ?!」彼の足がすくむのを感じたが、彼の膝は固まり、直立したままだ。片手を首に当て傷口から膿の泡がにじんでいる。もう片方の手を狂ったように振り回している。「灯りだ、ちくしょう!」 彼女は黙ったまま立ち上がり、べたつく床を歩いて、ウェブが暗闇の中で明かりを求めて手を振り回しているところへと向かう。その動作は遅く、重くなる。呼吸は浅くなる。彼女は柔らかい指を彼の胴体に当てると、その感触にたじろぎ、それから体を硬直させ、徐々に動きを止める。彼のシャツのボタンを外し、肩から襟を引き離す。間近で見ると、彼の喉で音節が荒くなるのが分かる。「…あか…り...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-heading-title{padding:0;margin:0;line-height:1}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title[class*=elementor-size-]>a{color:inherit;font-size:inherit;line-height:inherit}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-small{font-size:15px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-medium{font-size:19px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-large{font-size:29px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xl{font-size:39px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xxl{font-size:59px}キャンペーンアップデート ストレッチゴール週末には、各タイトルのストレッチゴールを達成することができましたね。これからは本当に魅力的なゴールに突入していきます。その次のコンボゴールも、ぜひ目指してください。ストレッチゴール#6: CLEARED!BOI 特殊班 事件ファイル (クエスト)FBIの前身であるBOIでは、写真撮影による現場保存、指紋鑑定、声紋鑑定、ルミノール反応、犯罪プロファイルの確立など、近代型の捜査が導入されつつあった。本編中にそれらを実践するサイドストーリー型のクエストが実装される。「事実は小説よりも奇なり、だ。この世の中では理解しかねる不可解な事件が山ほど起こる。本題とは違うそんな事件を、マシュー、君は最新の科学捜査を駆使して解決していかねばならん。どうだ、できるかね?」92,500,000円ベビークトゥルフの呼び声(マスコット育成)PENNY BLOOD のマスコットキャラクターである「ベビークトゥルフ」を育成するシステム。特定のモンスターの血や肉片、鉱物などを与えることで成長する。ベビークトゥルフの発する結界はウブラたちルインウォーカーの力を中和する作用があり、戦いをとても有利に展開できる。このマスコットを育て上げることがグッドエンディングへたどり着くための道しるべとなる。「なんだと!? タコの赤ん坊がいなくなった? あれほど目を離すなと言っただろう。ヤツがいなければ自由に扉を開けない。我々の行動はかなり制限されることになるんだぞ。誰が飯の当番だった!? オレ? オレか……。」95,000,000円対応言語追加中国語版、韓国語版が追加されます。???HINT: ラッキーな気分? コミュニティゲーム 残念ながら、先週はTwitterとYoutubeの達成条件を逃してしまったので、今週はその目標がそのまま残ります。バッカーの中には、どちらかのゲームのみ応援する方もいらっしゃいますが、理想は、JRPGを愛する一つのコミュニティとして、みんなで一緒にこのバトルに勝利することです。両タイトル完全勝利のあかつきには、コンボ報酬がありますので、できるだけ多くの目標をクリアすることが、両方のコミュニティにとってプラスになります。さぁ、今後はボスレベルの強敵との戦いが幕を開けます。つまり皆さんにより多くの達成条件をクリアしてもらわなければならないということです。実際のところ、両チームとも、ここまで見事な戦いぶりを見せてくれていますが、ますます皆さんのコミュニティの力を結集しなければ強力なモンスターを撃破することができません。このコミュニテイゲームでは、JRPGのセオリー「ボス戦前のセーブ」ができませんので、勝負は1度きりです!皆さんのご協力に期待しています! コンテンツアップデート 正気度を表すパラメーター「SAN」 SANとは Sanity の略でキャラクターの「正気度」を表すパラメーターです。 人間の正気度なんて実際には数値化できるものではありませんが、肝の据わった人はSAN値が高く、臆病な人はSAN値が低い、と言った感じで設定されます。バトル中に増減し、ゼロを下回ると発狂状態に陥ってしまう厄介なパラメーターです。 このパラメーターをゲームへ盛り込むのに、PENNY BLOOD では「狂気の戦い」を発動するためのトリガーとして扱うことにしました。減らないように注意するのではなく、いかにうまく減らし、いかにうまく回復させるか、という遊ばせ方です。 では、狂気の戦いについて簡単に解説します。 狂気の戦い バトル中にSANがゼロを下回るとキャラクターは発狂します。発狂したキャラは暴走状態となりますが引き続きプレイヤー操作は可能です。暴走したときのメリットは、攻撃力が上がり自分の潜在意識に隠されていた未知の力を解放します。具体的には、隠されていたスキルが使えるようになります。言わば、キャラクターは攻撃力が急上昇したハイ状態にあるというわけです。 サイコシギルの入力も速度が速くなる上にヒットエリアが小さくなります。かなり難しくなりますが、総合的な攻撃力は上がるのでうまくコントロールできるプレイヤーはバトルをかなり有利に進められます。デメリットは、防御力が格段に下がり大ダメージを受けやすくなります。そして、守るや逃げるといった防御行動が一切とれなくなります。 SANがマイナス状態の時は、毎ターン数値はゼロへ戻ろうと1ずつ上昇して行くのに合わせて、ダメージをくらうと一気に回復して正気に戻ってしまいます。これは狂気の恩恵を失うことにもつながるため、敵にターンが回らないように連携攻撃などを駆使しながらハイ状態を保ってください。連携攻撃の発動条件については、現在、どういうものがスリリングでより面白くできるか、みんなで検討中です。 これが、サイコシギルの目押しのテクニックにSANをコントロールする戦略が加わった、PENNY BLOOD のバトルシステムです。 新キャラクター:ゴライアス    出身地不明。1820年頃生まれの100歳。 百年前にビクター・フランケンシュタイン博士によって作られた人造人間。 北極圏で行き倒れていたところを探検家に拾われ、その後、奴隷商人に売られた。 醜い怪物は主人が替わっても言う事をよく聞き忠実に働き続けた。長い年月の間に身体にはガタが来て、本来の能力の半分も力を発揮できなくなっている。 見た目で誤解されてきた経験から他人との接触を恐れているが、本当は優しい心の持ち主である。 キャンディと出会ってからは彼女の助けになろうと献身的な働きを見せるが、いつもドヤされてばかりいる。 武器は丸い物。 /*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=".svg"]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 新ヴィランズキャラクター:ヘルハウンダーズ 第一次世界大戦終結後、ヨーロッパとアメリカの各地で政府要人や富豪などが次々と殺される暗殺事件が起きた。事件現場には犯行声明と思われる犬の横顔が刻印されたエレクトラム硬貨が残されていて、コインの側面には古代ギリシャ語で「神の裁きは、この手によって成される」と刻まれていた。 ヘルハウンダーズの行為は無政府主義者として社会から非難されたが、後ろ暗い権力者たちを震え上がらせた。 ヘルハウンダーズの主だったメンバーは、元軍人でリーダーのサリエル、強烈な優生思想の持ち主である科学者のDr.オーゲン、怪力の巨漢アックスマン、そして、絶世の美女サルチコバ夫人の四名で構成されている。 彼らヘルハウンダーズは、マシューの前に立ちはだかる最大の敵となる。 サリエル 出身不明。40代後半。ヘルハウンダーズのリーダー。寡黙な無政府主義者。世界中の権力者の命を狙い、破壊活動に専念している。Dr.オーゲン 本名フランツ・オーゲン。出身不明。ヘルハウンダーズのサブリーダー。強烈な優生思想の持ち主で、マリスを研究することにすべてを捧げている。サルチコバ伯爵夫人 ロシア出身。18世紀のロシアで農民たちを百人以上も殺害したシリアルキラー。マリスの力を得て現代に蘇った魔女。アックスマン ジ・アックスマンことヨゼフ・マンフリー。35歳。アメリカのニューオリンズ出身。ジャズと小説をこよなく愛する怪力の巨漢。 新モンスター  パウークマルチェク 生前、領民たちを虐殺した魔女が現世へ蘇り、切望していた実子として産み落とした怪物。 魔女は復活する際に蜘蛛の細胞を植え付けられたため、人と蜘蛛の遺伝子が我が子にも引き継がれた。 冷徹な蜘蛛の習性と加減を知らない赤子の残虐さに、暗闇の中に11年間監禁され獄死した魔女の恨みが加わり、人類を捕食する邪悪な存在として完成した。 正確に言うならば、パウークマルチェクは神でも怪物でもなく、科学と魔法をもてあそんだ人類が創り出した忌まわしき生物と言えるだろう。 新イメージボード  呪われし人形の館 大国の誕生の影で権力者の延命を依頼された魔術師は、恐るべき儀式を行うために近隣のこどもたちを生け贄に捧げた。 しかし、彼の儀式は失敗し、権力者は黄泉の国へと旅立った。 魔術師は失敗の責任を問われ、サンクトペテルブルクの近くにある館で処刑された。 この一連の企ては闇から闇へと葬り去られたかに見えたが、魔術師の禍々しき遺産は、彼が大切にしていた人形へと受け継がれていたのである。 マシューに向かって人形は問いかける。命をもてあそぶ人間の末路が、いったいどういうものなのかを。 PENNY BLOOD サイドストーリー   PENNY BLOOD サイドストーリーとは町田プロデュースの小説で、マンマユート団みたいなおっさんたち(キャンペーンチーム)の中にいる翻訳家の アリ・リー(Ari Lee)さんとドナ・グレイ(Donna Grey)さんが書いた小説です。 私がプロットの提供・監修を行いつつ、自由に書いてもらいました。 まだ本編のシナリオには手が付けられていないため、将来的に設定やストーリーなどに相違点が生じる可能性もありますが、#PENNYBLOOD の世界観に触れるサイドストーリーとしてお楽しみください。 マシューたちBOIの敵となる無政府主義者のテロリスト集団「ヘルハウンダーズ」のメンバーが活躍します。 読了後はたくさんの感想を聞かせていただけたら嬉しいです。 まず最初に公開されるのはドナ・グレイさんが書いた「Pleasure Doing...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-widget-image{text-align:center}.elementor-widget-image a{display:inline-block}.elementor-widget-image a img[src$=".svg"]{width:48px}.elementor-widget-image img{vertical-align:middle;display:inline-block} 皆様こんにちは。スタジオワイルドローズの加藤美也子です。 今回はアートを担当しています、私のデスクトップをご紹介します。 メインのパソコンは iMac 24インチの 2021年モデル、メモリ16GB を使用しています。 こちらに移行する前は Windowsを使っていました。その時々で MacとWindows の両方を使用してきましたが Mac の方が使っていてストレスが少ない気がします。 iPad を iMacのサブとして使用しています。 iMac はイラストの仕上げ作業やデザイン関係の作業で、iPadは主にアイディアスケッチ、キャラクターデザイン、設定画、イラスト制作に使っています。 制作したデータはドライブを経由してMacですぐに開いて仕上げの作業に移れるのでとても重宝しています。 iPad を仕事で使うようになったきっかけは、数年前の SEDEC のセッションで iPad 一つでお仕事させているデザイナー様のお話を伺ったのがきっかけでした。 保護フィルターはメーカーのこだわりはありませんがペーパーライクを使っています。ペンの滑りが自然でとても描きやすいのですが、紙のようなざらざらに削られてペン先がマッハですり減っていくのが唯一の欠点です。Apple Pencilのペン先は大体一ヶ月くらいが寿命です。 マウスやキーボードは特にこだわりもなく、純正のものを使っています。 タブレットは板タブ派です。WACOM の Intuos Pro を使っています。 ペンタブのペンは付属のものと、軽くて重心がペン先にあるタイプのものを使い分けています。重心が下にあるペンは手が疲れにくいので、長時間作業の時に使うようにしています。 次にアプリケーションについて。 MacではAdobe Photoshop、Illustrator、Clip Studio。 iPadではAdobe Photoshop 、Fresco、コンセプトなどを使っています。 コンセプトというアプリは一つのファイルに画像サイズという概念のないアプリで、無限に広がる大きな紙になんでも書けるものです。アイディア出しの時のメモやラフスケッチの時に使っています。私のように、行き当たりばったりで描き始めて描いてるラフスケッチが紙からはみ出してしまう人には特におすすめです! 無料でも使えます。 イメージが固まってきたら、イラストの場合は Adobe Frescoで制作を始めます。 Fresco はペイントに特化した iPad、iPhone用のアプリです。 Fresco で大体描けたところで最後に iMacの Photoshopで仕上げをしています。 Fresco を使うようになってからあんなに大好きだった...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-heading-title{padding:0;margin:0;line-height:1}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title[class*=elementor-size-]>a{color:inherit;font-size:inherit;line-height:inherit}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-small{font-size:15px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-medium{font-size:19px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-large{font-size:29px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xl{font-size:39px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xxl{font-size:59px} キャンペーンアップデート ストレッチゴール 以前のアップデートから見事にまたストレッチゴールが一つずつクリアとなりました!両チームがさらに忙しくなりますね! ストレッチゴール#5: CLEARED! チャント増量 BGMにチャントの入った曲が追加され、ボーカリストの名前が表示される。 90,000,000円 BOI 特殊班 事件ファイル (クエスト) FBIの前身であるBOIでは、写真撮影による現場保存、指紋鑑定、声紋鑑定、ルミノール反応、犯罪プロファイルの確立など、近代型の捜査が導入されつつあった。本編中にそれらを実践するサイドストーリー型のクエストが実装される。 「事実は小説よりも奇なり、だ。この世の中では理解しかねる不可解な事件が山ほど起こる。本題とは違うそんな事件を、マシュー、君は最新の科学捜査を駆使して解決していかねばならん。どうだ、できるかね?」 92,500,000円 ベビークトゥルフの呼び声(マスコット育成) PENNY BLOOD のマスコットキャラクターである「ベビークトゥルフ」を育成するシステム。特定のモンスターの血や肉片、鉱物などを与えることで成長する。ベビークトゥルフの発する結界はウブラたちルインウォーカーの力を中和する作用があり、戦いをとても有利に展開できる。このマスコットを育て上げることがグッドエンディングへたどり着くための道しるべとなる。 「なんだと!? タコの赤ん坊がいなくなった? あれほど目を離すなと言っただろう。ヤツがいなければ自由に扉を開けない。我々の行動はかなり制限されることになるんだぞ。誰が飯の当番だった!? オレ? オレか……。」 ??? HINT: バベルの塔 コミュニティゲーム 非常にまずい状況です...

/*! elementor - v3.6.8 - 27-07-2022 */ .elementor-heading-title{padding:0;margin:0;line-height:1}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title[class*=elementor-size-]>a{color:inherit;font-size:inherit;line-height:inherit}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-small{font-size:15px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-medium{font-size:19px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-large{font-size:29px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xl{font-size:39px}.elementor-widget-heading .elementor-heading-title.elementor-size-xxl{font-size:59px}キャンペーンアップデート Discordで何でも聞こう9月17日(土)に公式Discordにて新たにクリエイターQ&Aを行います。下記のチャンネルに入って、『ARMED FANTASIA』の金子氏、『PENNY BLOOD』の町田氏にあなたの熱い質問をぶつけましょう。   Armed Fantasia Discord※9月17日(土)は英語圏の方々に向けて、英語チャンネルのみでの開催になります。#armed-fantasia-chat・(English) - Starts at 11 PM EST/8 PM PSTPenny Blood Discord#ペニーブラッド (Japanese) - 9月17日(土)AM11:30開始#penny-blood-kickstarter (English) - Starts at 10PM EST/5PM PST ストレッチゴールバッカーの熱意が実を結び、両タイトルがまた一つのストレッチゴールを見事クリアしました!この勢いで進んでいくと、キャンペーンが終わるまでにどんなすごいストレッチゴールが開放されるのか楽しみでしかたがないです!バッカーの熱意が実を結び、両タイトルがまた一つのストレッチゴールを見事クリアしました!この勢いで進んでいくと、キャンペーンが終わるまでにどんなすごいストレッチゴールが開放されるのか楽しみでしかたがないですストレッチゴール#4 - CLEARED!さあ坊や、私の拷問に耐えられるかしら?敵に捕まったキャラクターが拷問を切り抜けるイベントが実装される。特定のキャラクターを選択することで、クリア後に手に入る専用の装備が変化する。「敵に捕らえられたとき、仲間を守るために口を割らずにいるのは大変な試練だ。もし、この場面を体験したなら、それがどんなに恐ろしく過酷な状況だったかを、きっと理解できるだろう。」87,500,000円チャント増量BGMにチャントの入った曲が追加され、ボーカリストの名前が表示される。90,000,000円BOI 特殊班 事件ファイル (クエスト)FBIの前身であるBOIでは、写真撮影による現場保存、指紋鑑定、声紋鑑定、ルミノール反応、犯罪プロファイルの確立など、近代型の捜査が導入されつつあった。本編中にそれらを実践するサイドストーリー型のクエストが実装される。「事実は小説よりも奇なり、だ。この世の中では理解しかねる不可解な事件が山ほど起こる。本題とは違うそんな事件を、マシュー、君は最新の科学捜査を駆使して解決していかねばならん。どうだ、できるかね?」???ふり向けばヤツがいる コミュニティゲームPB側の達成条件である犬の写真をたくさんいただきました! ありがとうございます。しかし、町田氏への人生選択の提案が、まだまだ達成条件数に届いていません!是非、クリエイティブかつファニーな提案をお願いします!上手くいけばすごいことが起こりますよ!提案はpr@yukikaze.ltdか、『PENNY BLOOD』のツイッターまで! コンテンツアップデート 今日は伝説のコラボのお話と、キャラのカラーリング投票についてお伝えします。もう皆さん投票のやり方はわかっていますよね?  今回発表されたヴィトーのカラーリングを、A、B、C の中から選んでください! 方法は、Discordへ行って24時間以内に投票するか、(ここでの投票は2倍になります!)簡単に済ませたい方はPenny...