2023年06月のアップデート

バッカーの皆さん、こんにちは!

夏真っ盛りには時期的にまだ早いはずなのに、毎日とても暑いですね。体調管理に気を付けてお過ごしください。開発チームも室内にこもって開発作業を進めています。

Discordロールについて

残念なことに、Discordが名前更新機能を開始する前に、Discordロール割り当てボットを完成させることができませんでした。

その対応として、バッカーのメールアドレスで機能するようにボットを作り変えています。この結果、バッカーのEメールを入力すれば、問題なくロールを割り当てることができるようになります。

ボットは7月にリリースされる予定ですので、7月末までに全員のロールが割り当てられることを目標としています。更新されたDiscord IDシステムの対応作業の間、いましばらくご辛抱いただくことになりますが、宜しくお願いします。

will be released in July so the goal is to have everyone’s role assigned by end of July. Thank you for your patience as we work out the new solution for the updated Discord ID system.

◆2023.06.30 『PENNY BLOOD』プロジェクト日記

みなさんこんばんは。5月末のウォークスルー版完成から一ヶ月が経ち、6月は少しのんびりと、と言うか、通常営業に戻った一ヶ月を過ごしていました。季節は梅雨のただ中で新潟も雨の日がつづくことが多くなって来ました。

では、今月もPENNY BLOOD プロジェクトの進捗を報告させていただきます。

現在ウォークスルー版は色々なパブリッシャー候補様にご確認いただいている最中なのですが、自分自身は内容をもっと充実させるにはどうすれば良かったのか、あの製作状況でもっと他に打つ手はなかったのかと、一人反省会を繰り返す毎日です。時間や予算に限りがあるゲーム製作では、どこかで妥協をしなくてはいけない場面が長い開発期間の中に幾度となくあるもので、久しぶりにそれを味わっています。

それでも平穏(?)を取り戻したあとは、町田は溜まっていた事務仕事をこなしつつ次の準備を進めています。

ストーリー構成を再開する上で、実現したい構想を100%のボリュームとしたら、予算の関係上80%しか作れなかったらここまで、60%だったらここを割愛しよう、50%だったら、ヤバいどうしよう……!? といった感じでストーリーをブロックごとに分けて優先度を設定していったりしています。あんまり大風呂敷を広げるのも良くないけれど、構想を縮め過ぎて気がついたら大風呂敷がハンドタオルになっちゃったよおい! なんてのもダメだから、なかなか難しいところです。

そこで楽しい創作をしようと奮起し、登場人物同士の相関表なるものを作ってみました。これはシナリオを書く際に PENNY BLOOD のキャラがお互いをどういう風に思っているかを現したものです。物語が進む上で最初に抱いていた印象から変化することもあるでしょうが、おおよそこんな感じで相手をとらえているのがわかれば掛け合いや演出のアイデアも浮かびやすいだろうと考えています。

加藤さんは、6月の間はスセリのイラストを仕上げながら詳細設定を描き起こしていました。初稿のデザインでは暖色系が多く使われていたのを色の配置を見直し、髪のインナーカラーに青に近い緑を入れて爽やかな印象になるように調整を行ったそうです。彼女はメインの登場人物の中で唯一制服を着ているキャラクターですのでキチンとした雰囲気で仕上げられました。

今回のアップデートでは特別にスセリと一緒に再構築された狼少年ルカも皆さんに見ていただこうと思います。

前回お話した10歳縛りのあるルカは、ダブルキックスターターキャンペーンの三択で選ばれたゴシップタイプをベースに、ストーリー上必要な無垢なイメージを大切にするために顔つきや身体つきを幼く可愛らしくしました。

半谷さんは、闇のフュージョンモンスターゴルが終わって今はまたモンスターの作画を行っています。物語の中盤に登場する強敵で、昆虫をベースにした気持ちの悪いデザインに仕上がっています。こちらはお見せすることができないので、前回私が途中のものを掲載してしまったゴルの完成版をアップしたいと思います。

渡部さんはニューヨークの下水道(ダンジョン)のイメージボードを描き上げたところです。今回はそのできたてホヤホヤの画像をお見せします。ニューヨークの下水道といえば恐ろしい怪物が棲息している(巨大ワニ?)危険な場所として1930年代に話題になりました。PENNY BLOOD ではそのへんの都市伝説をネタに恐ろしいダンジョンとして盛り込みたいと考えています。

……と言うわけで今月のアップデート情報は以上となります。

梅雨の晴れ間に散歩に出掛けて大きな入道雲を見た時、暑い夏がすぐそこまでやってきてるんだなと実感しました。

それでは、みなさん、また来月にお会いしましょう。

町田 松三

弘田氏からのメッセージ

みなさま、こんばんは。

五月は、ウォークスルー版の制作で怒涛の忙しさでした。サウンド制作においても、時間いっぱい精一杯のところまでやりました。上手くいった部分もありますが、上手くいかなかった部分もあり、さらに知恵を絞って改善していかねばと思っています。

ここしばらくは、開発を始めた頃の作業に立ち戻って、シーンの雰囲気を確認したり、サウンド仕様を考えたりしています。って、簡単そうに書いていますが、その作業量は多くて重要性も高く、気が抜けない状況です。ただ私自身、開発開始の当時と違い、ゲームの舞台となる時代やその背景への知識が段違いに増えていますので、出てくるアイデアには一本筋が通ってきているように感じています。

音楽に関しては、これから試してみたいアイデアがたくさん出てきています。七月は仲間たちとテスト的にレコーディングしながら、試行錯誤してみようと思います。