2022年11月のアップデート

日本もめっきり寒くなってきましたが、温かい部屋にこもってJRPGを遊ぶにはこれ以上の時期はないかもしれません。Discordでも金子氏や町田氏の過去作を再プレイしている方がいらっしゃって、私たちはそんな話題からも刺激を受け続けています。

キャンペーンアップデート

Kickstarterのサーベイ(アンケート)の質問項目の整理がほぼ終わり、Backerkitストアの開設準備を進めています。残念ながら、予想以上に時間がかかってしまったため、Backerkitストアのローンチは12月以降になりそうです。

Backerkitストアは、キャンペーン期間中と異なり、以下のような内容になる予定です。

-ゲーム内のプレミアムリワードはありません。

-ほとんどのリワードの価格は、キャンペーン期間中よりも10%程度高く設定される予定です。

-コンボ特典は利用できず、すべてのリワードは個別に購入する必要があります。

キャンペーン期間中の支援と同じように、すべての追加資金はゲームの開発費として大切に使わせていただきます。

ダブルキックスターターキャンペーンには参加できなかったけど、このプロジェクトを応援したいという声をたくさんいただきました。あなたの口コミが大きな力になりますので、Backerkitストアが開設したら、JRPG好きの知人に是非紹介してあげてください。

◆2022.11.25

『PENNY BLOOD』プロジェクト日記

みなさんこんばんは、町田です。今月のアップデートをお送りします。

紅葉も散り、外はすっかりと冬の寒気が強まってきましたが、プロジェクトに関わるスタッフはみんな元気に熱い毎日を送っています。

・プロジェクト全体

企画概要書の再編とウォークスルーの製作が進められていることは前回お話しした通りですが、そのために多くのメンバーが合流してくれたのが11月でした。とくに仕様の再検討のために実務をこなす企画陣が続々と着任し、バトルはサイコシギルを使った面白い遊ばせ方や狂気の戦いを盛り上げるSAN値の扱い、イベントは怖さやドキドキ感を演出するシンボルエンカウントの見せ方をどうするかなど、ミニゲームも含めて面白くなりそうなアイデアをたくさん出し合いました。

一方、ウォークスルーも製作スケジュールへのマイルストーンの配置が完了し順調に進んでいます。

・ストーリー

PENNY BLOOD はアメリカ、アジア、ヨーロッパと世界中を駆けめぐる冒険譚ですが、どこの国のどこを舞台にするか具体的な候補地を選びつつ、メインキャラの全体調整を続けています。

登場人物は一人一人のイメージを深掘りをするうちに、さらに発展したアイデアも浮かんできて町田も予想していなかったキャラの隠された一面が見え隠れしてきました。これがあんまりとっちらかっちゃうと(アホアホ怪人だらけになると)ハードなシリアス感を踏み外してしまうので、まずはある程度の範囲で抑えたものに着地させています。ホントやり過ぎ注意です。(自分に向かって)

・デザイン

加藤さんは今日もヘルハウンダーズを作画中です。実はこれ、当初予定していたメンバーだけでなく、新たなメンバーが増えそうな勢いなんです。ラフから描き込みが増えて行くのを横で見ているうちに、妄想がどんどん膨らんでいって、もうコイツら主人公でいいじゃんレベルの愛着が沸いてきました。

モンスターデザインの半谷さんはクトゥルフ神話に登場する怪物たちを描いています。今は数を多くそろえることを優先してもらっていて、描き終わったものから、小型、中型、大型、飛行型、そして属性と、おおよそのカテゴリーを定めていっています。クトゥルフ神話に登場する有名で人気のあるモンスターたちが、PBではこんな感じになりましたよ! というのが見て取れて楽しいです。

イメージボード担当の渡部さんは、これまでのような見栄えのする象徴的な風景から、よりゲームの内容にそった実用的な舞台の作画へとシフトしています。派手さはありませんが、ゲーム中に登場する背景のイメージが着々と固まっていくのは背景モデルを製作する上で意思統一がしやすため非常に重要です。

・サウンド

弘田さんの方は、暴走リミックス企画について詳細をアップしてくださっていますので、そちらを是非ご確認ください。私としてもとても楽しみな企画なので、ワクワクしながら見守っています。

・その他

大きなプロジェクトの影では、日夜、額を付け合わせながらプロデューサーの面々が、内容、期間、工数、人員……等々、予算に関するあれやこれやを検討しているものなのですが、PENNY BLOOD もそれに漏れること無く、製作期間を各フェイズに分けて効率的な人員と予算配分の計画を立てています。口で言うほど簡単な作業ではないので、ご参加いただいているプロデューサーやマネージャーの方々には本当に敬意を表します。ありがとうありがとう。

最後に、加藤さんから感謝祭を生き延びた七面鳥の描き下ろしイラストをお贈りします。

それでは、次のアップデートでお会いしましょう。

町田 松三

◆PB 描き下ろし感謝祭イラスト

「仲間はみな死んだ。だが、それでも生きていく」

◆ミュージックアップデート

こんにちは。作曲家の弘田です。暴走リミックス企画についてのお知らせ、第二弾です。

リミックスを作るための原曲につきまして以前、私が「Vicious 1923 (Normal Battle01 -Proto Ver.)」から作った暴走サンプル曲をアップした為に、この曲のSTEM素材からリミックスする、と思われている方もいらっしゃるかもしれません。原曲があるんだから、早くSTEMSを共有しろや、と。

しかし「Vicious 1923」は、まだ Proto Verの為、新たな楽器など加えたり、アレンジが少し変わる予定です。実際にゲームに実装される戦闘曲のVerからリミックスして頂く方が良いので、それらのSTEMSの共有はまだ結構先になると思います。

リミックスのやり方自体を質問される方もいらっしゃいますが、特にルールはございません。難しい音楽制作ツールを使わなくても例えば、リズムパートを大音量で鳴らしたり止めたりしながら、ドラム缶を蹴って叫ぶ様子を録音する、でもOKです。

「リミックス やり方」でググりますとビギナー向けの情報がたくさん出てきますが、それらほど難しく考えなくて結構です。むしろ前述のように音楽制作ツールなどを使わないような暴走はとても楽しみです。

渡して頂くファイルのフォーマットは、48kHz/24bit/wav が、推奨ですが難しい場合は、PCで再生できるものであれば大丈夫です。

もちろん、すでに音楽制作ツールなどを使いこなし、これまでもリミックスやアレンジなどをされている方々の参戦も楽しみにしています。

まだ先ではあるのですが、リミックスして頂いたファイルのアップ先も決めなければいけませんね。Discordなどでもファイルの送受信は可能ですが、皆で聴けるようになっていても楽しそうですね。

それでは、リミックスのアイデアを考えつつ、また次のお知らせまでお待ち下さいませ。